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【彼女・彼氏】10歳差 【告白体験談】

カテゴリー:彼女・彼氏との告白体験談
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名前も顔も知らない、会ったこともない人を好きになれるか?



という恋愛観察番組(notあい○り)を深夜偶然見た。

内容は女1対男5でチャットをし、趣味の画像や動画を公開しながら

女が今後チャットを続ける男、また最終日は実際に会う男を選んでいくものだった。

俺としては不特定多数の人数の中でしてほしかったが、

他人事ではないので見ることにした。





数年前、どんなきっかけで始めたかはわからないがあるブログサイトに登録していた。

そこではブログはもちろん、チャットもできて、サイト内でメールもできるものだった。

出会い目的ではなかったが、足跡を残すのは女ばかり。

顔写真載せてたらたぶん足跡なんて残さないんだろうな。

友達、とはまたちがう「女友達」が自然と増えていった。






その中で気になる子がひとり、夏樹という子だった。

表面上のプロフィールは中学生。女。

10歳も年の離れた子を「気になる」といったら気持ち悪がられるかもしれないが

夏樹はほかの子と違い敬語を使っていて、共通点が意外にあり、話が弾んでいた。

といってもメールは一日に一通ずつ。

「今日はこんなことがあったよ。

 趣味はこんなこと。

 そういえば昔こんなことしてたなー」と永遠に続く地味なメールだった。

それでも夏樹は話を合わせてくれる大人っぽい一面があり、

その中でも中学生らしいとこもあって別世界の人間のように思えた。



夏樹がテストの時や受験期に入るとメールの数は減り、ぱったりと途絶えることもあった。

しかしいつの間にかまたメールが続いている。

どっちからとも言えない自然さでメールが始まるのだ。

きっと同じことを何度も聞いて、何度も聞かれているだろう。

それぐらいお互いがお互いに占める割合はまだ低かった。



夏樹が高校生になるころには俺も社会人で。

2人とも新しい環境になれるのにとまどっているのか、

初めて1ヶ月間という長い間メールをしなかった。

もはやブログを書くことよりもメールの方が気になり、

夏樹以外の女とはメールもチャットもしなくなっていた。

でもまだ好き、とはいえなかった。

その境目はわからない。

夏樹が告白されたと聞けば不安になるし、好きなタイプを言えば気にした。

だけど10歳も下の、会ったこともない子を好きになるなんて考えてもいなかった。

無理だ。



それでも寂しいなと思い始めたころ、夏樹に

「パソコン(サイト内)じゃなくて普通(携帯とか)にメールしない?」

とメールした。

躊躇されるかなと思ったけど案外簡単にOKしてくれた。

まぁ「ログインするのがめんどくさい」というのが第一理由。

携帯に道具が移行したとはいえ、地味なメールは続いた。

パソコンでしていたときと同じ会話をしているだろうなと思いつつも

今度はばっちり記憶するつもりで聞いていった。

夏樹も「そういえば前にも聞いたよね」とよく返してきた。



俺は特に目的もなく出かけるのがすきで、東北から九州まで

思いついたところにいっては知り合いをつくり、酒を飲んでいた。

一応思い出作り(?)に観光名所は巡るがだいたいは写メ撮って終わり。

もちろん送る相手は夏樹。

夏樹も旅は好きらしいが部活や、(進学校のため)勉強で忙しくなかなかいけないらしい。

俺が送る下手な写真でも喜んでくれた。



このころかな、本名と顔を知ったのは。

メルアドと番号変更のために夏樹にメールを送った。

携帯会社自体変えたので一応本名を入れて送ると、夏樹は「登録しました。」と本名を添えて返してくれた。

どうやら夏樹、は漢字はちがうものの本名らしい。

本名を聞いて調子にのって「顔みてみたい」と送ると、「埴輪を想像してください。」とかえってきた。

『なんで埴輪?』と聞くと

『埴輪が想像できなかったらこの世のものとは思えない不細工な顔を想像して下さい。

 そしたら少しはマシに見えるかも知れませんw』

だそうです。

本人の希望通り埴輪を想像して待っていると画像付きのメールが来た。



すぐには開けなかった。



「顔なんか関係ない」とか思いつつもやっぱり本心は「かわいいこだったらいいな」と期待してしまう

悲しい現実男の性。



深呼吸を2回ほどして開く。



『ちゃんと埴輪想像してますか?』

という本文をすっとばしてスクロール。





めっちゃかわいい。。。





それなりに焼けてて都会の高校生に比べたらこどもっぽいかもしれないが

目は二重でおとなしそうな感じ。おまけに制服。

・・と思う。そんなはっきりした画像ではなかったので。

芸能人で言うと・・だれだろ・・いないな。

「かわいい」と返信をしようとするとまた夏樹からメールがきた。

「松(俺)さんの画像も下さい。」とのこと。

顔体操をちょいとしてから撮って送る。正直俺は痩せた不細工。

どんな返信がくるのかなと思ったら

「私の学校の先生にそっくりです!笑」ときた。

あれだな、かっこいいとはいえないから一番無難なこと送ってきたんだろうな。

メールとめられたらどうしようかと思ったけどそんなこともなく、

夏樹も俺も普段どおり地味なメールを続けていた。





何の前触れもなく夏樹からきたメール、「入院しちゃいました」とひとこと。

今までで一番短いメールがこの「入院報告」。

何事かと思って「入院!?」とあせる俺。

話を聞くと「部活中に腰が痛くなり、意識朦朧とし始めたので接骨院にいくと

38度の熱。内科に行ってくださいと言われ違うとこにいくと、もっと大きな

病院にいけといわれ、検査をすると入院ですねとあっさりいわれた」そうな。

特に大きなことでもないらしいが、ばい菌がなくなるまで点滴などが必要で

入院になったらしい。それを聞いて一安心。した自分が怖かった。



そのときの焦り様は親の離婚騒動ぐらいのあせりだった。

(ちなみに親離婚してません)

自分の周りからいっさいがっさいなくなるんじゃないか、という不安。

これほど夏樹が自分の中に入っていたのかと思うと、急に怖くなり

それから夏樹とどうメールしていいのかわからなくなった。

メールしているときは素直に楽しいしうれしいのだが

夏樹は10歳も年上の、見た目からしてつりあわない俺に好かれてるとしったら

どうおもうだろうか。やっぱり気持ちわるいと思ってしまうのだろうか。

ひとつの助けは俺の画像を見てもメールをくれた、という事実。

ただこれも夏樹の優しさかなと思うと何も支えがなくなり、

伝えてはいけないと思った。



入院中でもメールは送ってくれていた。

本当はだめだと思うのだが、看護士さんは何も言わなかったらしい。

暇でしょうがないという夏樹に、地元の観光名所とかデートスポットに一人で行き

写メを撮り送っていた。むなしいはむなしいが

メールを送るたび、夏樹は「ありがとう」とかえしてくれた。それだけでよかった。



夏樹が入院して3日目、夏樹から「相談がある」とメールがきた。

何でよりによって俺に・・と思った、正直。

お見舞いに来てくれた友達軍の中に男がいて、告白されたらしい。

嫌いなわけでもないしどちらかといえば仲良いから、付き合ってもいいんではないかと

友達には言われたと。どうしたらいいですか、と。

画面に一人で「断れよ」と突っ込んだ自分。

でも夏樹も俺を信用して相談してくれてるわけだし紳士的にメールを返信する。

『中学校からの友達なの?』

5分後

『高校からです。今私が仲良い子と同じ中学だったらしくて』

2分後

『夏樹ちゃんはどうしたいの?』

10分後

『んー・・・実は好きな人がいるんです。

 でもその人もててると思うんで・・・たぶん付き合うとか無理なんです。

 なのであきらめるにはいいチャンスかなって。」

聞かなきゃよかった。あー自己嫌悪。



20分後

『好きな人がいるならあきらめちゃだめだよ。夏樹ちゃんなら大丈夫だから』



これでも精一杯のメールです。



翌日、夏樹から

「昨日の人断りました。松さんの言うとおりあきらめないでがんばってみます^^」

目を細めて微笑んだ自分。

よかったのか、これで。



入院して一週間後、ようやく退院できた夏樹。

病院から出てきた夏樹を迎えられたらどんなにいいだろうと危ない妄想まで入ったとき

夏樹の住んでる場所をしらないことに気づいた。

少なくとも俺が今までいって写メをとった場所ではないことは明らかだが

今なら聞いても返してくれるだろうと思いメール。

あっさり、かえってきた。

そこは新幹線で2,3、時間かかるとこだった。

近いようで遠い。でもあいにいきたかった。でもあいにいきたくなかった。



ある日会社で大失敗した俺は全部の力が抜け、

誰でもいいから慰めてくれる人が欲しかった。

社会人として弱いとは思うが、今まで出一番大きい挫折(?)だった。

夏樹にはいつもどおり、今帰ってるとこ、とか今日はどこにもいかない、とか

入院前よりは進み、中身のある短いメールになったわけだが地味なメールを送る。

10分後。

「お疲れ様。」のあとに「何かありました?」と書かれていた。

すぐ

「どうして?なにもないよ」と送ると

すぐ

「それならいいです。何か変な感じがしたので・・気のせいですねw」

と帰ってきた。

これだけでないていた俺。なんてよわっちぃ奴。

でも今まで以上に夏樹に頼りたくなった。

正直に会社でのことをいうと

「きのせいじゃなかったんですね。っていうかわかりやすいですねw

 今失敗しておけば後は成功ばかりですょ。

 こんな子供になにがわかるんだっておもわれそうですけど。

 子供も子供なりに、大人と同じくらい悩み抱えてますから。

 これからも言ってください。

 言うだけでも少しはすっきりできますよ。」



それから俺は、あれだけ抑えていたにもかかわらず

夏樹と付き合いたいと思うようになっていた。

でもどうしていいかわからず、少しずつ、気づいてもらえるような

遠まわしのことを言うしかなかった。

その反応を見ながら、俺はどこまで進んでいいのか考えていた。



俺のメールの文が変わったことで、夏樹も徐々に変わっていった。

俺は自然と「夏樹」と呼ぶようになり、夏樹は自然なためグチになっていった。

俺的には年下の女の子のため口ってかわいいと思うから。なんとなく。



それから2ヵ月後。急だった。

冗談を言い合っていたのだが夏樹の返信が遅かったので言い過ぎたかなと思って、

「嫌いならはっきりいってね。いやな思いさせてごめん。」と送った。

すると20分後。



「すき。」と一言メールがきた。



何回も見返していると

「ごめんなさい」と再びメール。

「どうして謝るの?」ときいたら

「私なんかがすきっていっちゃって・・松さんには迷惑かなと思ったから」

ここは言うしかないだろう。



「俺も好き」



メールだけど。

直接、や電話なんかよりもお手軽に見えるかも知れないけど

俺には、俺らにはそれ以上の勇気と価値があった、

「本当に?」ときたので

「うん。今あって抱きしめたいくらい。ずっと前から好きだった。」



それからしばらくし、初めての電話。

メールして2年以上、ついさっき好きと言い合った二人は何もいえなかった

夏樹は震えた声で「ありがとう。」とだけいった、

俺がいうべきことばだったのに。





それからまた2ヶ月。初めての対面。

新幹線だと乗り換えなくちゃいけなかったから

夜行バス一本でいった。8時間ゆられてついたとき

まだ夏樹らしきひとは着ていなかった。

いまさら「だまされてたのか」という不安が一気におしよせ、気持ち悪くなってガラスをみると

向こう側に確かに夏樹がいた。

夏樹はまだ気づいていなかったが、人並み以上の俺の身長のおかげで気づき近づいてきた。

写真なんかよりぜんぜんかわいかった。そしてちっちゃかった。



「始めまして・・ってかんじじゃないね。」

「ですねw」

「えっと・・・とりあえず手つなぎますか。」

「はい!」



それから俺がバスに乗るまでの15時間。

ずっと手をつないでいた。



名前も顔も声も知らなくても、ここまで人を好きになれるのだと俺らが証明した。





































出典:この春

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2013年8月29日 | 告白体験談カテゴリー:彼女・彼氏との告白体験談

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