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【学校】K先輩 【告白体験談】

カテゴリー:学校での告白体験談
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K先輩は生徒会長でありながらバスケ部の部長でもあった。

成績も優秀だった。地元トップの高校を目指していた。

当然モテた。生徒会室にはK先輩目当てでダベりに来る、妙にハイテンションな女子が常に居た。

K先輩は生徒会の地味な事務処理を、成績だけが取り柄の地味な後輩である書記の私や、地味な会計男子に押しつけて、女子と喋っていた。

そしてよく竹製の長い定規を持っていて、パチパチと机を叩いていた。

その、足を組みながら机に座って無造作に定規をパチパチしている姿が、イケメンゆえにモデルのようにキマっていて、中学生ながらに私とK先輩とのランクの違いのようなものを感じた。

 

私とK先輩は同じ高校に進学した。

中学時代、K先輩はかなり目立っていたけれど、高校に入って以降は噂を耳にしなくなり、私はほとんど存在を忘れてしまった。

私も彼氏が出来たり、受験勉強したり、第一志望に落ちて親に浪人を許してもらえず滑り止めの私大に行くことになったり、全然家事ができないのに上京して一人暮らししてコンビニ弁当ばかり食べて味覚がおかしくなったりと色々忙しかったのだ。

 

この間、久々に地元の友達から電話があって、K先輩の続報を知った。

医学部に進学するため三浪して、宅浪だから引きこもっているらしい。

すごく太って、別人のようになっているらしい。

昔から地味でどうでもいい奴って思われてたら、「あの人は今!?」なんてこと誰も気にしない。




でもなまじデキることで有名だったから、みんな彼の今が気になるし、探ろうとする。

私はそこで初めてK先輩の祖父と父が医者で、二人の兄も医学部に進学していることを知った。

私はK先輩の家族構成をそこで知ったのだけれど、中学時代からかなり有名だったらしい。

優秀なイケメンで目立っていると、皆その人の背景を気にする。調べつくしたくなる。

そして、「昔はあんなに凄かったのに、ねw」と、本人の預かり知らないところで侮蔑交じりに語りたくなる。

地味な存在で良かった、と心から思った。



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2013年11月20日 | 告白体験談カテゴリー:学校での告白体験談

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