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【初体験】童貞と処女が旅行した話(1) 【告白体験談】

カテゴリー:初体験の告白体験談
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「童貞が処女と旅行した話」の修正版です(タイトルも若干変更)。初回投稿のものは改行ルールのモロ破りや誤字等のミスのため棄却、こちらを決定版とします。初回版は近々削除します。





 

文中に登場する人物の名前は仮名です。



僕が北海道にある某大学の二年生だった頃の話です。

僕はそれなりに大学生活をエンジョイしていました。

学究の方は良くいえばまあまあでした(悪く言うと…)が、映像制作サークルが楽しかったのです。

先輩方からも僕のつくった作品を褒めてもらえるようになったので、勢いがありました。

同学年のサークル仲間とも、理想的な連携を意図通りに取れつつあったのでやりがいもありました。

 

そんな感じで活動に励んでいた7月頃のことです。

友人である太田から土日の2日を利用して、プチ合宿も兼ね小樽へ旅行に行こうじゃないかという誘いがありました。  

 




「女も二人誘ったからさぁ、そろそろパーッと俺達も弾けようよ」



「いいね」

 

その頃の僕は女の子に興味津々でした。

そのせいかキャンパス内の女の子は皆華やかに見えたものです。

それにも関わらず僕は奥手だったのでなかなか話しかけることができませんでした。

会話を交わすことは出来たのですが声を掛けるのは大抵女の子の方からで、内容も極めて事務的だったので、恋仲に発展することは当然ありませんでした。

 

太田もそんな臆病男だったのですが、容姿はいい男風だったので自分から話しかけることはできたようです。

そんな太田が勇気を振り絞ってサークルの女の子達を誘ってみたら、二人引っ掛ける事が出来たとの事でした。

 

「で誰来るの」



「ええとねぇ。驚くんじゃねえぞ、真希ちゃんが来てくれるんだよぉ。あと冬美も」

 

僕はびっくりしてしまいました。まるっきり好対照な二人だったのですから。



真希ちゃんはとっても可愛い女の子でした。

童顔ですが物腰や喋り方や話す内容が知性を醸し出していて、そのギャップが男達を魅了していました。

学業においても優秀であるらしく、勿論僕らにとっては高嶺の花みたいな存在でした。

 

冬美は、僕は他の友人達と制作チームを組んでいたのですが、そのチームのメンバーの一人でした。

男らしい、いってしまえば、おばさんみたいな女でした。

顔は良さそうに見えるのですがややガサツな態度が目立ち、可愛い女の子としては見られていませんでした。

でもいい奴で、僕は女というよりは戦友(?)みたいな同胞意識を持っていました。

 

そんな二人が来るというのですから、僕は何となく腑に落ちないなぁと感じました。

真希ちゃんと冬美って友達だったのか?

そうには見えないけどなぁ…

だからってあんまり知らない人同士で旅行するってのもなんだか…



「いや実はね、真希ちゃんと冬美はさ、ああみえてダチなんだよ。多分。俺勇気出して真希ちゃん誘ったらさぁOK貰っちゃったんだよぉ。まあ、その真希ちゃんがさぁ、冬美誘ったんだけどね…、楽しい奴だからいいんだけど、むしろ冬美いた方がもっと楽しいんだけどさぁ、俺は真希ちゃんだけの方が嬉しかったなぁぁぁぁ、ぉぃぉぃぉぃ……」



と聞かされて僕は更にびっくりしてしまったのでした。

 

 

旅行当日の朝に、提出するレポートを書くのを忘れて、今からカンヅメで仕上げないと単位どころか進級も怪しくなるという事を、太田は僕に告げたのでした。

 

「御免よ、すっかり忘れてたんだわ」



「よくそんなに呑気で計画を建てられるもんだな、もっと慎重になれよ」



「まあまあ、そんなこんなで俺行けないからさ、お前ひとりで真希と冬美を宥めてくれたまえよ。二人には俺が行けないこと言ってあるから。じゃね」

 

講義棟の前で落ち合おうと告げておきながら出会った頭にこういうことを言う太田に呆然と驚愕と不安と焦燥と憤怒と、まあいろんな感情を抱えつつ、僕はキャンパスを後にして、最寄りの駅に向かいました(大学はその駅から4分ぐらいの距離にありました)。

 

駅の北入口付近で冬美が待っていました。冬美は肩からスポーツバッグを下げていました。

 

「柳原、おはよう」



「あ、はせがわく〜ん!おはよ〜」

 

挨拶を交わしたのはいいのですが、内心下宿に帰りたくてたまりませんでした。

 

冬美は、疑わしいとはいえ、女の子です。

ただでさえ僕は女の子と接するのが苦手なのに、それに加え真希ちゃんも来るとなると、最早拷問でしかありません。

 

「今日……楽しみ…だね…」



「うん」

 

冬美が笑顔で返してきました。

それを見て僕はびくっとしました。

 

かわいい……。

 

「どうしたの?長谷川君。私の顔見つめて…」



「え」

 

「寝ぼけてるんじゃないの。シャッキリしてよ。あと真希来ないんだって」



「え?ああ……」

 

いつもの冬美がいました。

顔に微笑みを浮かべていましたが、キッパリとした物言いはいつも通りでした。



「真希ね、太田君を手伝いたいって言い出してね。真希と太田君って学部一緒で講義も同じのとってるでしょ。なにか力になれればだってさ」

 

「そうなんだ」

 

肩の荷が軽くなった気がして、心の内で太田に少しだけ感謝をしました。

真希ちゃんには本当失礼なのですが…。



「じゃあ、今日は旅行やめようか……」



「えー?嫌だよ、そんなの」

 

表情からして期待しまくっているな…。

人として、できるなら他人の期待を裏切りたくはない…。

僕は覚悟を決めました。

 

「じゃあ……二人だけで行く?」



「行こうよ!他の二人の分も楽しみましょうよ」



「…ようし……行くかぁ!」



「その意気だ!男はそうでないと」

 

冬美が僕の肩をがしがし叩きながら笑いました。



 

僕らはプラットフォームで列車が来るのを待っていました。

 

僕は未だにあの笑顔を見たショックが残っていました。

なんと冬美は本当に女の子だったのです。

それもとびっきり可愛い。

あれほど幼さを残しつつ妖艶で愛くるしい笑顔なんて、男だったら出来る訳がありません。

もしかしたらあのおばさんみたいな態度は、自分自身の魅力への無知から来るものなのか?

だとしたらあまりにも勿体無いよな……おばさんよりはおねえさん…でもルックスだけだったら真希ちゃんよりロリかもしれんぞこれは……ほぼすっぴんであれか……肉付きいいなぁえろい身体……冬美はちょっと太め…背は小さい…うぐ、服も女っぽいじゃないか……白のTシャツに緑のキャミソールを重ね着して、下はスリムジーンズかよ……普段は男モノのパーカーを着ているのも稀じゃねえのによ……オゲェ、胸でけぇ!Dはあるぞ……。



「ジロジロ見てんじゃないよ」



「あっ」



「私は別にいいけど、真希とかにそういう眼向けてたら、気持ち悪がられるよ」

 

冬美が呆れ気味に微笑みを返していました。



それで僕は我に帰ったのですが、冬美の髪が栗色のショートボブに変わっているのに気づき、僕は更に混乱してしまうのでした。

まさに僕好みの髪型だったのです…。

 

「髪…切ったんだ…」

 

「あ、気づいてくれてたんだぁ、うれしい〜。長谷川君ってそうゆうの無頓着かと思ってたんだけど、ちゃんと気づいてくれてるんだ」

 

「え、や、さっきまで気づかなかったんだけどね……」

 

「なんだ、ガッカリ」

 

なんだか恋人の会話みたいになってきました。

僕は冬美とは今回できるだけ距離を置いていこうと心に決めていたので、あまり喋らないようにしました。





列車が来て、僕らはそれに乗り込みました。

早朝だったので乗客もまばらで、僕らの乗った両には僕ら以外いませんでした。

僕と冬美は向かい合って座りました。

列車が発車すると僕らは沈黙しがちになってしまいました。

 

「……つまんない」



「え、なにがぁ」



「なにがぁ、ってあんたねぇ、こんなにつまんない男だとは思わなかった」



「え、なによそれ」



「なによ、って自分で気づきなさいよ。私と全然話さないでさ」



「ええ?」



「楽しい旅行よ?楽しくない」



「ああ」



「もてなしてよ。私を、ええと、恋人であるかのようにさ」



「まさかぁ。ヘッヘッ」



「馬鹿野郎。死ね」

 

冬美が本を読み始めました。

 

「初心者でもわかるけいざいがく入門……?お前経済学部生じゃねえのかよ」



「……だってわかんないんだもん」



「うわぁ。お前馬鹿か」



「うるせえ。教養が楽だったのがまずかったんだよ」



「バ〜カ」



「私に教えてみろよ」



「残念。わたくしは文学部生です」



「……」



「お?泣くのか?ヘッヘッ」

 

そのうち僕も本を読み始めました。

 

「何読んでるんだよ」

 

「ハルキ・ムラカミだよ。日本文学を学ぶ者にとっては基礎教養だね。基礎の基礎よ」



「村上春樹ってセックスの描写上手いよね。情緒的な興奮がある」



「え……ま、まあ……」

 

僕はこんな身もふたもないことを言う冬美に少々戸惑いを感じました。

冬美は普段はセックスの話はしないのですが……。

 

「長谷川君ってエロゲとかするの」



「え?なんだよいきなり」



「いや、気になっちゃって」



「しないよ」



「ふ〜ん……じゃあオナペット何?私?」



「……〜〜〜〜!!」



「顔真っ青だよ」



「…やめろよ。そんな話」



「わぁ、怖気ついた。私をウブの女だと思って。脳内痴女をなめるんじゃないよぉ」

 

僕らはそのうち、えっちな話題にしか興味が無いことに気づきました。

十代の終わりの年頃でしたから、もう煮詰まってこういうことにしか頭が無かったのです。

 

「冬美って処女喪失したの」



「まだ」



「えっちしてないんだ。艶っぽいのに」



「え」

 

冬美が目を丸くさせていました。

 

「私が艶っぽい?そう見えるかなぁ」



「うん。見える見える。男の割には」



「…長谷川君はどうなのさ、したことあるの」



「俺?俺も…まだ」



「私の事想像しながらオナニーしてるんでしょ?」



「やめろよ……してねえよ……」



「うふふ……」



「つまり、俺ら二人には恋人はいないと」



「なんでそういう話になるのよ」



「飛躍してたか」



「論理的には破綻してるけど…結論はあってる」



「へッ、素直に彼氏いないって認めればいいのによ」



「…むう」



「あ〜あ、セックスしてえ」



「……私としてみる?」



「冗談だよ……」

 

ゲスな話題だと妙に気が合ってしまいました。

僕も結局は結構喋っていました。

冬美も息を合わせてくれて、移動中はそれなりに盛り上がりました。



小樽駅に到着すると、僕らは歩いて小樽運河沿いの某ホテルへと向かいました。

そのホテルは温泉宿風で、僕はその和風チックな雰囲気をすぐに気に入りました。

冬美も気に入っていたようでした。

僕らはチェックインをして客室に行き荷物を降ろしました。

 

「くたびれた〜。汗かいちゃったなぁ……わ、腋汗すごい」



「……」



「私先にシャワー浴びたいなぁ、いい?着替えもしたいし。それから観光にいきましょうよ」



「え?ああ……どうぞ」

 

冬美が支度をしている間、僕は車内での冬美との会話を、頭の中で何度も反芻させていました。

どうやら僕は、普段では絶対に聞けない、冬美のいままでの放埓(言ってしまえば、すけべ)な言動に、呆れと同時に愛おしさをも感じ始めたようなのです。

こいつは困った……とその時は思いました。

 

「俺、冬美のこと、好きになりかけてるかもしんねえや……頭が変になっちったか」

 

と独り言をつぶやいてしまうほど、僕は困惑していました。

そしてペニスが半ば勃起しているのに気づき、苦笑してしまいました。

これからどう過ごせばいいんだよ……。

 

「はせがわくぅーん」

 

浴室から声がしました。



「はい、なんですか」



「私着替え忘れちゃった〜。でも取ってくるの面倒くさいからさぁ、悪いけどお願い?」



「ええ?荷物漁っていいのかよ」



「いいよ。でも上着だけね。下着はいいから。長谷川君の好みで選んでいいよ、っていってもあと1〜2着しかないんだけどさ」



僕は適当に選んでから浴室に向かいました。



「柳原さん。持ってきましたよ」

 

冬美が浴室のドアを開けました。冬美は身体にバスタオルを巻いていました。

 

「ありがと〜」



僕はそのとき、冬美の胸のふくらみを確認することが出来ました。

 

お椀型で、ぷにゅうと柔らかそう、乳首がツンと斜め上を向いていて……って。

 

げぇ、乳首勃起してやがる!

 

「冬美お前…」



「あ、私のカラダ見てんの?やらし〜。長谷川君変態〜」

 

僕は堪らなくなり、冬美に着替えを渡すと逃げるように畳居間へ戻りました。

あああ、どうしよう、もう駄目だ……我慢できるのか俺は?





快晴に恵まれ(むしろ眩しすぎるぐらい)、市内観光は非常に楽しいものでした。

 

運河沿いの小樽倉庫群を見ては「私ああいうドッシリした感じダイスキ〜」と冬美ははしゃぎ回り、ロマンチック街道を歩きまわっては「ああん、ろまんちっくぅ〜」とうっとりした表情を見せていました。

いずれもサークル内でみせるガサツな態度とはかけ離れています。

 

「カップル多いな…」

 

「きゃ、私たちもそう見られてるかなぁ(と言いつつ手をつなごうとする)」

 

「(冬美の手を払いつつ)…嫌だなぁ、でも見られてるだろうなぁ」

 

「いいじゃん?何でよ?こんなかわいい女を側に連れてさ、男たち悔しがるぞぉ〜」

 

「自分で言うなよ…ジョークだとしても…お前は性格がブスだ」

 

「何よそれ!サイテェェェ!」

 

冬美が僕の頬をぴしゃりと叩きました。

 

「イテえ!だから言わんこったねえ!マジにうけとるんじゃねえよ!」

 

「性格も美少女だってこと証明してやる」

 

「…やれやれ」

 

数分後に冬美はソフトクリームをひとつ持っていました。

 

「食べろ」

 

「は?」

 

「食べろや」

 

「柳原の分は?」

 

「無えよ」

 

「なにぃ?」

 

「私あなたの為だけに買ってあげたんです。私いらないもん」

 

「…不器用だなぁ、最初からそう言えよ」

 

「…お腹減っちゃった」

 

「どっちなんだよ!」

 

「でも私いらないもん」

 

「わかったよ。後でもう一本俺が買ってやるからさ、まずは食べさせてくれ」

 

冬美はぶっきらぼうにソフトクリームを僕の口元に突き出しました。

 

「…」

 

「…なめろってのか?」

 

「…口移しする?」

 

「わかったよ…」

 

僕がなめようとすると、冬美はソフトクリ−ムを、僕の顔に押し付けるようにしてひしゃげました。

 

「きゃあ!ごめん!力みすぎたらこうなった」

 

「…」

 

「わざとじゃないのよ!ホントよこれ!ねえ…信じてよお…」

 

「わかった、信じるよ」

 

僕は顔を拭き、ソフトクリームを買うと、冬美に手渡しました。



 

観光を終えホテルに戻ると、時刻は午後六時をまわっていました。

 

「小樽いいところだったな、札幌にしか居なかったから判んなかったけど」

 

「楽しかったね。でも服好きなの無かったなぁ、残念」



「ファッションとかこだわりあるんだ」



「そりゃあ、女の子だもん」

 

部屋に入ると浴衣が二着用意されているのを発見しました。

コンドームが添えられていたのには笑いました。



着替え終えた頃に食事が運ばれてきました。据え膳だったので、向かい合って食べることにしました。冬美に見られながら食べるのが物凄く恥ずかしく感じられ、僕はしばらく黙りこくって白飯を口にほうりこんでいました。

 

「ねえ」

 

冬美が僕に尋ねました。

 

「うん?」



「キスしたことある?」



白飯を噴き出してしまいました。

 

「なんだよいきなり」



「…あるぅ?」



甘ったるい声で尋ねてきました。

 

「ないよ…」



冬美はニンマリ笑顔をつくり、

 

「私はね…あるよ」



「はあ」



「高校時代に一回。ちゅぱ、って。あっという間だったけど」

 

「…」

 

「男の人の唇って意外と軟らかいのよね。それでしっとりしてるの」

 

「…」

 

しばらく沈黙が続きました。

 

「キスしたいって思ったことある?」

 

沈黙を破ったのは冬美でした。

 

「…何度も」

 

「したくない?」

 

「…したい」

 

「じゃあ、しましょう」

 

僕は言葉を失いました。

適当に言葉を返していたら意外な展開になっていたのですから。

 

「…どういうことだよ」

 

「私があなたにキスしてあげるってこと」

 

「なんでそんなこと思いつくんだよ」

 

「それぐらいのことしないと良い思い出が出来ないんじゃない?あなたにとっての」

 

「もう十分出来てるよ」

 

これは本音でした。

 



「じゃあ、私がもっと素敵な思い出にしてあげる」



僕は冬美の顔を見つめました。

冬美の顔から笑みが消えていました。

頬はほんのり紅く、眼は潤んでいました。



「ねえ…お願い」

 

「…わかった、キスしていいよ」

 

「ありがとう」

 

冬美がにじり寄ってきました。

 

僕の心臓はバクバク鳴っていました。

 

冬美は据え膳を側に除けると、僕の右頬に唇を寄せ、口づけしました。



ちゅ。

 

「…うふ」

 

僕は変な声を出してしまいました。

僕のペニスは痛いほど勃起していました。

 

「目を閉じて。それとも私の顔みてる?」

 

「え?」

 

「んっ…」

 

冬美は彼女の唇を僕の唇に重ね合わせました。

 

ちゅぷ。

冬美は、僕の唇の感触を確かめるかのように離しては重ねるのを繰り返しました。

接吻をする度に彼女の鼻息がかかりました。

僕は目を閉じていました。

 



「もういい?」

 

しばらく接吻した後、冬美が僕の耳元で囁きました。

 

「あ、ああ、ありがとう…」

 

僕は冬美の顔を間近で見つめました。

冬美も僕を見つめていました。

汗にまみれ、頬は紅潮し、呼吸は小刻みになり、いまにも泣きそうな表情でした。

 

「…ごめんなさい。やっぱり変だよね、いきなりキスって」

 

「いや、とっても良かったよ…」

 

冬美は僕から目をそらし、浴衣の乱れを直しました。

 

「…汗かいちゃった。お風呂入ってくるね」

 

冬美は急ぐように部屋を出ていきました。

 

「おい、タオルは」

 

冬美は戻ろうとしません。

僕は冬美が帰ってくるまで部屋で待つことにしました。





冬美がなんであんな大胆なことをしたのか、僕はそのときには理解できませんでした。



ですが、僕の方に気持ちの変化が起こっているのは解りました。

あの冬美の泣きそうな表情を見てはっきりしたのです。

僕、冬美のこと好きになっちゃった…。



僕は冬美について考えている内に昔の事(一年程前の事ですが)を思い出していきました…サークル新歓コンパで、パッと見で一番可愛かったのって、実は冬美だった気がする。

でも素行があれだから、もうその頃からヘンな女って印象があったんだよな。

って待てよ、俺が一目惚れしたのって、実は冬美だったような……っていうかそうだよ。

俺は冬美に一目惚れしていた。

でも俺がその時(まあ今もだが)キモ男だったのとあいつの開口一番の言葉とかいろいろあって、俺の恋はすぐに終わったんだっけ……。

ああーっ、俺はそれから忘れようとしたんだけど、どうしても忘れられなくて何回か冬美をオナペットにしてるぞ。

でもある時期からすっぱり忘れちまうんだよな……なんでだろう……

いや違う、忘れたんじゃない、冬美とチームを組めたから、それで満足したんだ。

俺は冬美を彼女にするという希望よりも、冬美とチームメイトになれた現実に満足したんだ……。

そうしたら昔のモヤモヤを取り払うことができたんだ。

 

でも、尚更謎は深まるばかりだ。

どうして冬美は俺にキスしたんだ?なんでなんだ。

俺のことが好きだから?まさか。

じゃあ、もしそうだとしたら、なぜ俺のことが好きなんだ?





午後8時頃近く、部屋に布団が二つ敷かれた後、冬美が戻ってきました。



「ただいま」



「おかえり、風呂気持ちよかった?」



「外でブラブラしてた」

 

冬美を座卓の側に座らせて、出来るだけ話をするように努めました。

ですが、今度は冬美がダンマリしてしまい、話をひろげることが出来ませんでした。

TVを観たり、次の制作計画を打ち明けたりして時間を潰そうとし、なんとか午後9時まで過ごすことができました。

 

「しょうがないや、もう寝る?」



「うん」



僕は布団に仰向けに寝ころがり、うーんと背伸びをしました。



「柳原もねころがれよ」

 

「ありがとう」

 

「えひぅ、気持ちいいぞ、なあ?」

 

「……」

 

ようやく冬美も僕の側を向くようにして、横になりました。

 

僕が横目で一瞥すると、白くてむっちりした胸の谷間がみえました。

視線を大腿部に向けると、浴衣の下は乱れていなかったので肌を拝むことは出来ませんでした。

 

「もう電気消す?」



「うん」

 

「おやすみ」

 

「おやすみなさい」

 

電灯のコードを引き、灯りを消しました。

僕は息を殺して冬美の様子を伺うことにしました。

僕は寝返りをうつ振りをして冬美に背を向け、怪しまれないようにしました。

冬美も息を潜めているのか、なかなか寝息をあげません。



そうした状態が続いて15分ぐらいたったでしょうか、かすかに嗚咽が聞こえはじめました。冬美が泣きはじめたのでしょう。僕は聞き耳をたてました。

 

「ぐす」

 

最初は洟をすするだけでしたが、だんだんと激しくなっていきました。

 

「……ごめんね……長谷川君……」

 

冬美がかすれた声でつぶやき始めました。どうやら僕が寝ているものだと思って、僕の気づかないうちに想いを打ち明けようとしているらしいのです。

 

「…普通に告白とかにすればよかったのに……私、あなたの気持ち考えないでキスしちゃった……ぐす……私ってとっても馬鹿だよね……長谷川君、絶対軽蔑してるよね私のこと……ぐす……えっちなことすれば男の人は喜ぶと思ったのに、長谷川君は引いちゃった……長谷川君ってもう大人だったんだね……とっても良いって言ってくれてありがとう……ぐす……でも私……実はキスすらしたことなかったんだ……ひっく……でも長谷川君……私のこと気遣ってくれてる……私はそんな優しい長谷川君がとっても大好きなのに……ひっく……もう会わせる顔が無いよ……ひっく……」



そして冬美はさめざめと泣いた後、鎮まるように眠りはじめました。





僕は頃合いを見計らい、ガバと起きて灯りをつけました。

冬美も起き上がり、眠たそうに眼をこすりました。平静を装っているようでしたが、眼がとても赤く腫れていましたから、大泣きしていたのはバレバレです。

  

「……どうしたの?長谷川君」



「……冬美」



僕の声はブルブル震えていました。冬美は勘ぐっている表情をしています。



「長谷川君……?」



「……ふゆみぃ」

 

「え……?」

 

僕は冬美に近づくなり、ギュッと抱きしめました。

 

「ぐふ」

 

「……どうしたの?いきなり」

 

ヤベェ、この後何をするべきか、全然考えてなかった……!

 

「うう」

 

「……苦しいよ」

 

僕は勇気を振り絞ろうと思いました。僕は冬美の耳元に口を寄せました。

 

「うう……冬美ぃ」

 

「……え?なに?」

 

「僕は」

 

「え?僕は?なんなの?」

 

「僕は……す……」

 

「え?」

 

「す……」

 

「なんなの?」

 

「……僕はすけべだよ」

 

何言ってるんだよ俺はよ!これだから俺はキモ男なんだよ!

 

「……長谷川君。ちょっときつい」

 

「ああ。ごめん」

 

僕は冬美の肩に手を置いて、冬美を見つめました。

 

「何考えてるのよ」

 

「……これでイーブンだろ?」

 

「え?」

 

「君はえっちで、僕はすけべだ」

 

「……どういうこと?」

 

「えっちなことされて、喜ばない男はいないよ」

 

「……もしかして、聞いてた?」

 

僕はまた返答に詰まりましたが、ここはすぐに答えるべきだと感じ、わずかの間をおいてから首を縦に振りました。

 

「……最悪」

 

「僕、冬美にキスされて……ボッキしたよ」

 

僕もまた最悪でした。

 

「……ぐす」

 

冬美が泣きだしました。僕は焦りました。どうすればいい……!

 

「泣くなよ」

 

「……ねえ、長谷川君」

 

「うお?」

 

「私のこと…ぐす……馬鹿な奴って思わなかったの?」

 

「え、や、あーっ……とても可愛いなぁ、って思ったよ」

 

「…ホントに?」

 

「うん」

 

「…」

 

「それに、まあ、俺の事想ってくれてたんだなぁ〜って、嬉しくなったよ」

 

「……ひっく」

 

「ありがとうな、俺、女に縁無いって思ってたけど、お前のおかげで希望が持てたよ」

 

「…長谷川君」

 

「うお?」

 

「こっちこそありがとう」

 

「え?」

 

「私の事、慰めてくれてるんだよね……」

 

お?この状況は……重要な決断を迫られているのでは?

 

「いやいや、お礼言いたいのはこっちの方だよ」

 

「え?」

 

「俺はお前が好きだという事を、お前は俺に教えてくれたじゃないか」



 

この先一生言わないであろう失笑フレーズを、僕はサラリと言ってしまったのです。

ですが、冬美はその言葉を聞き、感に堪えていたようでした。

大粒の涙がボロボロ溢れ出ていました。

 

「はせがわくぅ〜ん」

 

冬美はワンワン泣きながら僕の胸に抱きついてきました。

物凄い勢いだったので僕はもう少しで受け止めきれないところでした。

そして、みぞおち辺りにむにゅうとした感覚を受けました……嗚呼、冬美のおっぱいが……僕の身体に……!ふ、触れている……っ!

 

冬美は僕の胸に顔をうずめながら泣いています。

僕の浴衣は涙でぐしょぐしょでした。

しばらくそのままにしているにつれ、股間からとんでもない痛痒感を感じました。

ペニスが怒張していたのです。



「さっきからなんかお腹にあたってるんだけど」

 

落ち着いてきたらしい冬美が怪訝そうに尋ねました。

 

「……ボッキしてるみたい」

 

「きゃっ……やっぱり?」

 

「うん……どうしよう、射精しないとおさまりそうにないよ」

 

「…ゴムあったっけ?」

 

「ある。女将さんが用意してくれた」

 

「…してみる?」

 

「え、なにをぉう?(筆者註…この時はニヤニヤが止まりませんでした)」

 

「…えっち」

 

「え?俺セから始まる単語しか知らないなぁ、へッヘッ」

 

「…セックスしよ」

 

その言葉を聞くだけで僕は射精しかけました。







童貞と処女が旅行した話(2)











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