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【M男・痴女】SS 【告白体験談】

カテゴリー:M男・痴女の告白体験談
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ケーイチは暗く狭い箱の中で目を覚ました。体中に鈍い痛みが響く。

どうやら気を失っていたようだ。

頭が混乱している。今までの記憶がはっきりしない。

突然、何度も何度も殴られて、訳が分からないままここに押し込まれたようだ。

箱は厳重に閉じられていた。とても自力で開けられそうにない。

「仕事が済んだ後で、海の中にでも放り込んでやれ」

男の邪悪な声が脳裏に蘇った。そうだ、自分は殺されるところだったのだ。

そっと、僅かなすきまから外の様子を伺う。無骨な男たちが何人もいた。

みんな、法律で規制されているはずの拳銃を無造作にぶら下げている。

全然事態が飲み込めないが、明らかにこれは冗談などではない。

ケーイチは全身の血が引いていくのを感じた。

出口はどうやら、はるか向こう側の重い扉ひとつだけのようだ。

武器を持った見張りもいる。隙を見て逃げ出すといった芸当も、不可能に思われた。

涙が出てくる。正に、絶望的な状況だった。

ケーイチは声が出そうになるのを必死に堪えながら、うつむいて泣いた。




身体の痛みも一向に引ける気配すらない。

突然、出口の方から男の叫び声が聞こえてきた。



「ぎゃああっ」

見張りの男たちが血しぶきをあげて絶叫した。郊外の、今は使われていないはずの広い倉庫。

集まっていた20人からの男たちは、騒然となった。

3人の美しい少女たちが、突然踏み込んで来たのだ。

彼女たちは、愛用の刃物を素早く操って、有無を言わせずに次々と男たちを惨殺していく。

「なっ…警察!?」

やっと我に返った初老の男が、叫んで銃を抜いた。

次の瞬間その腕が、黒髪の少女の刀によって切断される。

ほぼ同時に、金髪の少女のナイフが一閃し、男の頭が縦に割れた。

眼球が飛び出し、脳漿と血が吹き出す。信じられない速さだ。

「残念でしたあゥあたしたちは逮捕なんてしてあげないよ」

黒髪の少女がさらに二人の喉元を切り裂きながら、色っぽく言った。

「え、SSっ!?」

男たちの表情が一斉に青ざめる。

「特別治安維持法違反。…全員、直ちに処刑します」

茶髪の理知的な美人が、一同に冷たく宣言した。

ぐらり、と男が彼女の足元に崩れ落ちた。首がない。彼にはもはや何も聞こえていないだろう。

「や、やめてくれ、俺は丸腰だ」

泣きながら両手を上げる男もいる。しかし、少女たちの一方的な殺戮には、何の影響も及ぼさない。

たっぷりと返り血を浴びた金髪の少女が、苛虐の悦びに何度もナイフを振るった。

男の十本の指が、ばらばらと切り落とされ、切り裂かれた腹から、腸がはみ出す。男が呻いてうずくまった。

「いい格好…覚悟して…ゥ」

「嫌だああっ」

美しい少女の無慈悲な一撃が、泣きじゃくる男の脳天に突き刺さった。

ライヒ(帝国)の美しい守護天使たちは、逃げ惑う男たちとは対照的に、

まるで艶やかな刃の舞を踊っているかのようだった。

相手をさせられた男たちは、彼女たちの思い通りにひとしきり踊らされると、全員その命を奪われていった。



ケーイチは、まるで自分が別の世界に迷い込んでしまったような錯覚を持った。

まるで、戯れているかのように男を殺していく少女たちは、あまりにも美しすぎた。

優雅で洗練されていて、刃物を振るうその動きに全く無駄がない。

特に、黒髪の少女の戦闘能力は群を抜いていた。地獄絵図が繰り広げられる中、

ケーイチの瞳は、その黒髪の少女をいつの間にか追い続けていた。

「そっちは行き止まりでしょおー?」

「助けてええっ」

ひとりの男が、ケーイチのいる箱の方へ逃げて来た。優雅に追いつめているのは、黒髪の少女だ。

男は逃げながら必死に命乞いをしている。しかし、彼女たちがそれを聞き入れるはずもない。

ケーイチは、ごくりと唾を飲み込んだ。

「…捕まえたゥもう逃げないの?」

「い、命だけは…」

「みんな、言うことは同じね」

黒髪の少女はつまらなそうに言うと刀を振り下ろした。

裂かれた男の頚動脈から、勢いよく血が吹き出す。

男は喚きながら、二、三歩後ろに歩いてケーイチのいる箱に倒れた。大きな音と共に、木製の箱の上蓋がひしゃげて、開いた。

「あっ…」

一瞬、ケーイチと黒髪の少女の瞳が合った、気がした。

しかし、彼女はすぐに軽やかに身をひるがえして、次の獲物に向かって駆け出していた。

ケーイチの心臓が急激に早鐘を打ち出した。…見つかった?見つかれば次に殺されるのは自分だ。

ケーイチは膝を抱えうずくまって、死の恐怖に怯えた。歯がかみ合わない。

気配を殺さなければ。そこにいないのと同じように、存在を消さなければ。

ケーイチはそれだけを呪文のように頭の中で繰り返しながら、暗い箱の底を見つめ続けていた。

辺りを「死」が支配し尽くすまで、それから5分もかからなかった。



2:



3人のSSの少女は、自らが手にかけた死体を踏みしだいて、悠然と立っていた。

そでの無い真っ白なワイシャツに、深いスリットの入ったミニのスカート。

黒いネクタイを絞め、鉤十字を模した腕章。襟元にはSS―特別治安維持隊のエリートであることを示す階級章が輝いている。

暗く、広い倉庫の中。辺り一面、全身をバラバラに切り裂かれた死体が転がっていた。むせかえるような血の匂い。

「た、頼む、助けてくれ…許してえ」

たった一人残された強面の男が、悲痛な叫び声を上げた。

全裸で、手足は縛られている。がっちりした筋肉質の身体に、いくつもの切り傷が、痛々しく覗く。

「駄目です。あなたにもう用はありませんし…処刑します」

SSの少女、ソフィアが冷たく言い放った。必要な情報は聞き出した。もうこの男に利用価値は無い。

「ひい…ちゃんと全部話したじゃないか」

「だから、もう生かしておく必要、ないんです」

ソフィアは死体のひとりの上に腰掛けて、悠然と脚を組んだ。

スリットから覗く白い肌に、金色の鎖が艶めかしく絡んでいる。

茶色がかった、きれいな髪を軽くかき上げ、生き残りの男に冷たい視線を送った。

ソフィアは16歳。この3人のSS小隊の小隊長だ。

理知的な雰囲気を漂わせ、常に冷静な判断を下すことができる。

ただ、1歳年上のかなえに言わせると、どうも真面目すぎるところがあるらしい。

今回の任務も、この男を始末すれば何事も無く無事終了だ。

「ねえソフィ、最後のひとり、あたしがもらうね?」

SSのひとり、かなえが、上目使いでソフィアの瞳を覗き込んで言った。

玩具を見つけた子供のように可愛らしく微笑んだ。細身ながら、17歳とは思えない抜群のプロポーション。

長く美しい黒髪をふたつに結んだ、東洋的な美人だ。

「かなえさん…」

ソフィアは困ったようにかなえを見つめた。

年上でしかも自分より腕の立つかなえのことを、ソフィアは尊敬していた。

だから彼女は、階級では自分のほうが上でも、かなえのことを「さん」付けで呼ぶ。

「あとひとりで、今日の任務が終了するんですよ」

努めて事務的に言っているのだけれど、ソフィアは、この年上の黒髪の美人にいつも敵わないのだ。

「またまたあ。任務だって、楽しまなきゃゥねえ、ユリ?」

「あ…はい」

最年少、15歳のユリが同調する。

SSには13歳の正隊員もいるので、決してユリひとりが幼すぎるわけではない。

ユリは、金色の髪に碧眼、真っ白い肌の、正に「お人形のような」という形容がぴったりな美少女だった。

小柄な身体に似合わず、豊満な胸元が、逆にアンバランスな魅力をかもし出している。

「じゃ、ソフィは休んでて。えっちなの、見せてあげる」

かなえはそう言うと、悪戯っぽく笑った。ソフィアがきょとんとしている。

「え?」

「かなえさん…」

ユリが何かを察して、頬を赤く染めた。

「濡れちゃうかもよ?…うふふゥ」

ソフィアに投げキッスを送って、かなえは軽やかに走って行った。

「もう…」

ソフィアがため息をつく。しょうがないなあ、といった感じで肩をすくめる。

ソフィアは、かなえと話している時だけ、年相応の女の子のように振る舞えていることに気がついていた。

かなえには、能力は優れているのに、のびのびと自由に生きる、猫のような所がある。

そして、ソフィアは彼女のそんな所が好きだった。



…怯えた表情の全裸の男に、かなえが近づく。

「…協力しといて殺されるんじゃ、可哀想だもんねえゥ」

かなえは優しくそう言うと、男の足元に優雅に跪いた。ふたつに結んだ、長く美しい黒髪がさらさらと流れる。

「…ご褒美をあげるね…ゥ」

そう呟くと、男のむきだしの性器を、小さく可愛らしい口に優しく含んだ。

男の身体がぴくんと反応した。ソフィアが、驚いて両手で口を覆う。

「…なんてね。本当はあたしの趣味…ゥ」

「あ…かなえさん…また…?」

「うんゥ」

かなえと一緒に連いて来たユリが、頬を赤らめた。かなえよりも大きな胸が、期待と興奮で早鐘を打つ。

「ああ」

男が、沸き上がる快楽に声を漏らした。

かなえは丹念に、口で奉仕する。男の性器は、恐怖の感情とは裏腹にみるみる大きくなっていく。

「感じる?」

悪戯っぽく微笑む。

「選んで…」

そして、男にしか聞き取れないくらいの声で、続けた。

「あたしのものになって、死ぬか…ゥ」

「えっ…?」

かなえはくすくすと笑った。

「本当に助かりたいなら、興奮してる余裕なんて無いはずだもんねえ…ゥ」

男はたちまち顔面蒼白になった。頭をぶるぶると振って泣き喚く。

「ひいいっ…い、嫌だ…死にたくないっ」

かなえはそれには構わず、たっぷりと時間をかけて「儀式」を続ける。

男の嗚咽と、ぴちゃぴちゃと舌を這わす淫靡な音だけが、周囲に響いていく。

「こんなに大きくしてるくせに…ゥもっと喜びなさいよ」

ピンク色の舌をのぞかせて、かなえは妖艶に笑った。

「うう…」

「がまんできたら許してあげるってばあ…ゥ」

性器を両手で軽く弄びながら、かなえは囁いた。

唾液の糸を引いて離れた、形のいい唇から、かすかな吐息がかかる。

恐怖と羞恥に涙を流しつつも、男の体は正直に反応した。

「…ソフィ、見てくれてる?」

「もう…勝手にして」

ソフィアは真っ赤になってほっぺたを押さえている。

「ありがとう、ソフィ。愛してるゥ」

「ばか…」

「あははゥ」

かなえは楽しそうに笑って、再び全裸の男に向き直った。

「…イっちゃったら、コレはあたしのもの、ねゥ」

かなえは、はちきれそうになっている男性器を、愛しそうに見つめる。

「ええっ?」

男が絶望の色をいっそう濃くした。彼女の胸元には、ネクタイではなく、特別な樹脂でコーティングされた男性器が下げられていた。

「かなえさん…」

すぐ隣で見ていたユリが、おずおずとかなえを見た。火照った身体を、しきりに気にしている。かなえは微笑んだ。

「ユリも入る?」

「はい…ゥ」

ユリは、獲物を捕らえた猫のような残酷な表情で、唇を舌で濡らした。

そして、大きなナイフを胸元に抱えながら、すらりと伸びた長い脚で、男の顔を踏み付けた。

「んっ…あ…ゥ」

興奮に瞳を細め、細い指で、スカートの上からぎこちなく下着をなぞる。

細い金色の髪が揺れた。豊満な胸元から、薄い衣服を押し上げ、つんと立った乳首の形が覗く。

「可愛いゥ」

「かなえさん…この人の処刑…あたしにさせて下さい…」

男たちの血にまみれたナイフを舐め上げながら、うっとりと言った。

こぼれた血がワイシャツの胸元に新たな赤い染みを作る。ユリの身体は、かなえやソフィア以上に、多くの返り血にまみれていた。

「うんゥでも、こいつがイっちゃってから」

かなえはそう言ってウインクをする。

「はあい…」

ユリはとろんとした瞳のまま返事をすると、ぺたんと膝をついた。腿の間に男の頭を挟み、顎にそっと両手を回した。

じっと瞳を見つめる。潤んだ瞳で眺めるのは、絶望と恐怖、そして死に逝く者の表情。

男は、自分の死だけが期待されていることをはっきりと悟って、目の前の幼い少女を心底畏怖した。

「助けて…い、命だけは」

「だめ。あなたは死ぬの…ゥ」

男の涙ながらの命乞いを、ユリは容赦のない一言で封じる。

「くす…ゥ気持ちいいでしょ?」

かなえは、上目使いに男に瞳を合わせて、笑った。

ぱんぱんに膨らんだ性器は、かなえが軽く爪を立てたり、舌を絡ませるたびに、

意思とはもはや無関係のように、敏感に反応した。

「あん…かなえさん…ゥ」

待ちきれなくなったユリが、男に覆いかぶさるようにして、数回、胸にナイフの刃を立てた。

皮膚が浅く裂け、赤い傷跡が走る。

そのひとつひとつを、舌で丁寧になぞりながら、ユリはもどかしげにスカートの中の指を動かした。

純白の下着がしっとりと濡れ、淡い性の香りがする。何とも言えない淫猥な光景。

「ああ、あ…たす…」

男のうわ言のような弱々しい声。

「あ、そろそろかなあ?」

かなえは瞳に残酷な色をたたえて、にっこりと笑った。そして、自分の細い指を、エロティックに舐め上げた。

「んっ…ゥ」

ユリも、かなえの手を取り、うっとりと舌を這わせる。

「いくわよ…ゥ」

たっぷりの唾液で濡れた指を、かなえは、男の肛門に挿入した。堪らず、男はびくびくと全身を痙攣させた。白濁した精液が勢いよく吹き出す。

「きゃっゥ…あったかあい…ゥいっぱいだあ…」

さすがにずっとがまんしてただけあって、射精の量はすさまじい。かなえはとても嬉しそうに、それを口や顔や胸で受け止めた。辺りに独特の香りが充満する。

「あああっ…」

男は、半狂乱になって自分の下半身を見た。射精が止まらない中、かなえが自分の刀をすらり、と抜くのが見えた。

「残念でしたゥそれじゃ、約束」

かなえはそう言うと、何の躊躇もせずに男の性器を根元から切断した。傷口から今度は大量の血が吹き出す。

「ひいいいっ…ぎゃああああっ!」

断末魔に等しい絶叫とは対照的に、かなえの表情は、どこまでも明るい。かなえは、小さなポーチに切り落とした男性器を手際よくしまった。

「あはは、あたしのだゥもういいよ、ユリ」

「はい…ゥ」

ユリは嬉しそうに男の頭をぎゅっと抱いた。大量の出血で、男の身体からどんどん体温が失われていく。

「…そんな瞳で見ないで…ゥ」

ユリは囁きながら、腰を浮かせて男の上に馬乗りになる。男の顔が、ユリの黒いスカートに隠れた。

「…可哀想…ゥ」

ユリは、苛虐の快感に濡れている下着を、男の顔に押し付けた。

そして、左手で自分の胸を愛撫しながら、ナイフを男の心臓に当てる。

興奮と快感に、ユリの息が荒い。

かなえが、にこにこ笑いながらユリを見守っていた。可愛い妹を見るような優しい視線。

ユリは、豊満な胸を自分で寄せて、舌を絡めた。金髪が乱れ、赤い舌が扇状的に動く。

止めをさす瞬間のエクスタシーへの期待に、ナイフを持つ指に力を込めた。

男の胸が浅く何度もえぐられる。ユリの脚の下で、男が嗚咽した。

「あ…ゥ何…?聞こえない…ゥ」

下着ごしに電気のような快感が走った。上気した顔で、なまめかしく身体をくねらせる。

「…痛いの…?」

「ああああ…やめ…て」

ナイフが、男の制止を無視してゆっくりと沈んで行く。

「今、楽にしてあげるね…ゥ」

かすれるようなユリの声と同時に、冷たいナイフは男の心臓を切り裂いた。

「あああっ」

ユリの脚の下で、男が最期の悲鳴を上げた。凄まじい量の血が、まるでシャワーのように勢いよく吹き出した。

「あ…ゥ」

ユリは切なげに息を吐きながら、頂点に達して、身体をのけぞらせた。

大きな胸が揺れる。ユリは沸き上がる快感に腰を押し付けながら、何度も何度もナイフを突き立てた。

とめどなく飛び散る血を、陶然とした表情のまま美しい顔に浴びる。男は、すでに死んでいた。



ユリは、初めて殺した男のことを、ぼんやりと思い出していた。

ユリがまだ12歳で、SSの正隊員になる前のことだ。「訓練」の対象としていずこかの刑務所から連れてこられた中年男は、禿げ上がった、正に風采の上がらないと言った形容がぴったりの男だった。ユリがこの犯罪者をどのように扱うか…これは彼女のSSとしての適正を問うテストだったのだ。

「お嬢さん、助けて下さい、なんでもしますから、殺さないで」

丸腰で、枷をつけられたまま連れてこられた中年男は、鋸のような禍々しい刃のナイフを構えたユリを見て、泣きながら許しを乞うた。SSに無制限の権限が与えられていると同様に、今回も中年男を生かすも殺すもわずか12歳の金髪の美少女に一任されていた。

「おじさん…それがお願いする態度…?」

ユリは冷たくそう言った。中年男は慌てて土下座して、情けなく命乞いを繰り返した。

「全然だめ…おじさん、あたし、あなたを殺すわ…」

「ひいいっ、すみません、どうか、どうかお許し下さいっ」

ユリは、支配する悦びを感じていた。自分の4分の1の年月も生きていない少女に人生を委ねざるを得ない中年男。命に執着してなんでも言うことを聞く生きた玩具。ユリはすでに本能的に犯罪者の扱い方を身につけていた。そしてそれは正に「女帝」エヴァが提唱したライヒの特殊権力SSに求められた資質だった。

ユリは形のいい唇をひと舐めして命令を発した。

「裸になって…すぐに」

「は…?はいっ」

中年男は、枷をつけられたままだったが、慌てて素直かつ迅速に言う通りにした。

「いい子ね」

ユリは初めて成人した異性の裸をじっくりと見る機会を得た。

気を使ったり、羞恥を覚える必要はなかった。どうせ殺すのだ。

ユリは思う存分中年男の体を調べた。醜いという印象しかなかったが、異性の身体は彼女の好奇心を大きく刺激した。

特に、性器を踏みにじった時の悶えようには思わず声を上げて笑ってしまった。

「も、もう、お許しを」

苦痛に嗚咽しながら中年男が言う。

「…そうね。もう飽きたし…いいわ、殺してあげるゥ」

「ええ、えっ!?やめ、やめてえっ」

ユリは、容赦なく何度も何度もナイフの刃を突き立てた。身動きの不自由な中年男が絶叫を上げて冷たい「処理室」の床を転がり回った。

「ぎゃああ、痛い、痛い、ゆるして、くださっ」

「あははははっゥ」

ユリはうっとりとしながらその悲鳴に聞き入った。…快感だった。

「…ねえ苦しい?ふふ、死にたくない?」

「あああ、あ…」

「でも、許さないんだから!殺しちゃうんだからあっ…!」

声を上げて笑いながら、ユリはさらに苛烈に中年男をいたぶった。

全身にたっぷりと返り血を浴びて、切り刻み続ける。

最後に鋸のような刃で中年男の頚動脈を引き裂いて殺した。派手に噴き出した血を避けようともせずに、ユリはすでに死んでいる中年男の首を切断した。

「…ああゥ」

むせかえるような血のにおい。絶望の表情が凍りついた生首。

他人の人生を永遠に奪ったことへの、言いようもない快感。ユリはその時生まれて初めて、高ぶった身体を自分で慰めた。

テストは満点に近い形で、合格だった。



かなえが、のぼりつめて放心しているユリを、後ろからそっと抱き締めた。

「かなえさん…」

そして、立とうとするユリを、子供をだっこするように手助けする。ユリの足元はふらふらとおぼつかない。

「ユリ、真っ赤だね…可愛いゥ」

かなえは、支えるようにユリを抱いたまま、血にまみれた真っ赤な唇に優しくキスをした。濃厚な血の味がした。

「ああ…ゥ」

絡まる舌。ユリの頭の中に、優しい快感が広がる。

「気持ち…いいです、かなえさん…」

たっぷり時間をかけてキスをする。かなえの唇が離れると、ぼおっとした表情のユリが床に座り込んだ。

「かなえさん…」

「カウンセリングゥ」

「え…?」

ユリが不思議そうに見上げた。かなえは優しく微笑んでいる。かなえは、ユリの頬に軽く口づけすると、ソフィアを振り返った。

「どうだった、ソフィ?」

「あ…」

声をかけられて、ソフィアははっと我に返った。頭がぼーっとしていた。結局、二人を止められないまま全てが終わってしまっていた。熱いシャワーを浴びた後のように、体が火照っている。

かなえが近づいて、ソフィアの脇に腰を下ろした。

「濡れちゃった?」

「ばか」

ソフィアは真っ赤になって唇を尖らせた。

「あはは、ごめん。ソフィも可愛いわよゥ」

かなえは悪戯っぽく笑って、ソフィアの肩を引き寄せて、よしよし、と頭を撫でた。そのままごく自然に、ソフィアは押し倒されてしまう。

「や、やめて…かなえさん…」

下は男たちの死体だというのに、ソフィアはかなえに抱き締められて、どきどきしていた。

「んー…じゃあ、キスだけ。だめ?」

かなえはそう言って、ソフィアの唇に人差し指を当てた。

「あ…それなら…」

ソフィアは、思わず頷いていた。お酒に酔ったときのように、頭がぼーっとしている。向こうで、ユリも座ったままくすくすと笑っている。

「ありがと。ソフィ、両手を出して」

「…こう?」

「うんゥ」

ソフィアが、おずおずと両手を差し出す。かなえは、微笑んで手の平を重ねた。ソフィアの胸がどきどきしている。ソフィアが、気恥ずかしさに耐えられなくなって瞳を閉じた。

かなえが、そっと唇を重ねた。柔らかい、ソフィアの唇。

「……ん」

ソフィアが、ぎゅっと両手を握った。かなえの唇は、優しく触れている。はねのけようと思えば簡単にできるだろう。けれど、ソフィアはいつまでもこうしていたいと、頭のどこかで考えていた。恥ずかしさと、別の説明できない幸福感で、混乱してしまう。

1歳しか違わないはずのかなえに、何ひとつ敵わない気がする。けれど、それはソフィアにとって、むしろ嬉しいことであるかのように思えた。

「…あたしは、一番じゃなくていいんだ…」

ソフィアは、心の中で呟いた。なぜだか、とても安心した。



3:



「まったく、かなえさんもユリも…ちゃんとして下さい。任務なんですから」

ソフィアは、平静を装った口調で釘を刺した。顔はまだ紅潮したままだ。

「はーい。ソフィは真面目なんだから」

「当たり前です…」

かなえとユリははくすくす笑いながら返事した。

「あ…かなえさん、言い忘れていたことが」

ソフィアは大事なことを思い出して、慌てて表情を険しくした。

「どうしたの?」

「もうひとり、生き残りを見つけたんです」

かなえの質問に、声を潜めて答える。ユリが嬉しそうな顔をした。

「え、本当ですか?」

かなえは少し、考える。思い当たった。

「…ああ、あの箱の?」

「さすが、気付いてたんですね」

ソフィアが、尊敬にも似た瞳で見ている。かなえはちょっと苦笑いをした。

「うん…でも、多分関係ないと思うよ」

「でも、見られました」

そう言って、かなえを見上げる。隊長はソフィアなのだけれど、彼女はいつも、かなえの判断を尊重してくれる。それが、かなえには少しだけ、重く感じるときがあった。胸に手を当てて、少し、考えこんだ。

「そうね…呼んでみる?」

「はい」

ソフィアがこくりと頷いて、一歩前に出た。

「そこの隠れている人。出て来なさい」

ソフィアの懍とした声が、広い倉庫内に響いた。



ケーイチの心拍数が一瞬で跳ね上がった。見つかっていないだろうという希望にずっとすがっていただけに、息が詰まった。身体が固まる。喉がからからに乾き、声の出し方が分からなくなる。このままショックで死んでしまうのではないかと思えるほどだった。

ケーイチは、腰が抜けて身動きすらできない。

「出て来ないのなら、特別治安維持隊法二条によりこの場で処分します」

ソフィアが二度目の警告をしながら、両手の短剣を握った。こびりついた血が、ぴっと音を立てて飛び散った。

ケーイチは涙を堪えながら声を絞り出そうとした。

「お、オレは違うんだ」

「3つ数える間だけ、待ちます」

ソフィアはケーイチの声を完全に無視した。

「待って、待ってくれ、立てないんだ」

必死に状況を説明しようとする。しかし、彼女たちに殺される男の顔が、同時に浮かぶ。今度こそ、本当に絶望的だった。

「ひとつ」

「うわあっ」

ケーイチは半狂乱になって喚いた。何とか、何とかしなければ…。

「ソフィ、待ってあげればあ?」

のんびりと助け舟を出したのはあの黒髪の少女、かなえだった。その言葉で、冷たい雰囲気のソフィアの表情に急激に人間味が増した。まるで別人のようだ、とケーイチは思った。

「かなえさん…でも」

「どうせ残ってるのはあいつだけなんだし」

「確かに…そうですね…」

ソフィアは戸惑うように、かなえを見返す。

自分が彼女たちにとっていかに取るに足らない存在なのか、ケーイチは気づいた。23歳のケーイチより、明らかに年下の少女が、自分のことを「あいつ」呼ばわりをしている。今はただ、祈ることしかできない。

「とりあえず出て来なよ?ゆっくりでいいから」

かなえがケーイチにのんびりと呼びかける。

「あ…は、はい」

ケーイチは自分でも情けないと思う声で返事をした。痛む身体を引きずり、狭い箱からかなりの時間をかけてなんとか抜け出す。

目の前で欲しいままに殺戮を繰り広げたことも記憶に新しい、3人の美しい少女たちが、ケーイチを取り囲んだ。

「…あんた、何でこんなとこにいるの?」

かなえが、別に何の興味もなさそうに、聞いた。

「あ、オレ、あいつらにからまれてここでボコボコにされてた…です」

「…ふうん…?」

まあ、そんなとこでしょうね、とかなえは納得する。

「かなえさん、一応取り調べてみないと…」

しかし茶髪の小隊長の表情は厳しいままで、対応もあくまで事務的だ。

「そうね、細かいところはまかせるー」

「はい」

かなえはあんまりやる気なさそうに、ソフィアに後を任せて下がった。

「…次はこいつにするのお…?」

ユリが興奮した口調で尋ねた。ケーイチはぞっとした。新しい玩具を見つけた喜びを満面に表している。

「はっきりさせてから。…あなた、着ている物を脱ぎなさい」

ソフィアが冷たく命令した。ケーイチは慌てて言われた通りにしようとする。しかし、どうしても指が思い通りに動いてくれない。速く、速くしないと。全身が嫌な汗でじっとりと濡れた。

「あ、あの、手が震えて…」

許しを乞う様に怯えた瞳でソフィアを見上げる。が、彼女の目ははまるで汚いものを見るかのようだ。ケーイチの全身が恐怖でがたがた震えた。

「…ユリ」

「はあい…ゥ」

「痛っ!」

ユリが嬉しそうに、ケーイチの皮膚ごと衣服を切り裂いた。赤く長い一本の傷がケーイチの体に作られる。血を流してじっと痛みに耐えているケーイチを、ソフィアはまるで感情のこもっていない目で見下ろした。

「…武器は持ってないみたいね…」

「は、はい」

ケーイチは何度も頷いた。少しの痛みくらい耐えなければ。ここであっさり殺されてしまうのはどうしても嫌だ。死ぬ覚悟なんて到底できるわけがない。

「ねえソフィ、こいつ、ずっと見てたんだよねえ?」

後ろのほうでつまらなそうに見ていたかなえが、突然、悪戯っぽく声をかけた。

「え?」

確かにケーイチは見ていた。彼女たちがSSの隊員であることや、信じられない能力で楽しみながら男たちを皆殺しにしたその一部始終を。どこか、見てはならないものを自分は見てしまったか?

「え…ええっ!?」

あることに思い当たったソフィアの顔が、羞恥で真っ赤になる。

「こ、この人を直ちに処理します!」

叫ぶように感情的に言って、細い剣を抜き放った。

「あーあ、可哀想に…ゥ」かなえがくすくす笑って、ケーイチにウインクする。

「な、何で!?」

ケーイチは真っ青になってぶんぶん首を振った。嫌だ、嫌だ。逃げるところは…。いや、とても無理だ。逃げられるわけがない。でも、死ぬのは嫌だ。一体、どこで彼女の逆鱗に触れてしまったのか、混乱する頭では何も考えられない。

「お、オレは全然関係ないんだっ」

「処刑はあたしがしますね…」

ユリが鋸のようなギザギザの刃のついたナイフに舌を這わせる。

冗談じゃない!あんな武器で切られた日には、傷口はズタズタで痛いどころの騒ぎではなさそうだ。しかも、見ていた限りではあの金髪の美少女が一番残酷だ。

「や、やめてくれ、誰にも言わないから…」

「黙りなさい!」

泣きながら弱々しく許しを乞うが、ソフィアの半ばヒステリックな声がわずかな期待を完全に否定する。

「オレは何もしてない…」

「運のない人…覚悟してね…?」

ユリが哀れむように言う。が、瞳には苛虐の期待がはっきりと見て取れた。もうだめだ。自分はここでわけがわからないまま苦しめられて殺される。弁解も、命乞いも、まるで通じない少女たちに。

突然、かなえが本当に楽しそうにころころと無邪気な笑い声をあげた。

「あははゥごめんごめん。まあ、その辺で許してあげたらあ?」

「かなえさん…でも」

ソフィアが戸惑って

「多分こいつ、関係ないんだしさ…それに、ソフィらしくないよ、こんなの」

「そ、それは…機密保持のため…」

「ふうん…?」



「かなえさんが、あんな…」

「なあに?」

「…もう。分かりました。でも、この人への尋問は行います」

「うん」

ケーイチははっきりと辺りの空気が変わるのを感じた。助かった、と思った。いや、黒髪の美少女が助けてくれた。…確かに、自分をわざと窮地に追い込んだのは彼女…かなえさん、と言ったか…だったが、彼女はもともと自分をどうこうする気はなかったように思えた。ともあれ、ケーイチはかなえに心底感謝していた。

「え…殺さないんですか…?」

ユリが残念そうに言った。



「うーん、何から話そうかな…。じゃ、あんたの名前は?」

「ケーイチ」

「じゃあ、ケーイチ。あたしたちはSSで、あの子が小隊長のソフィ。この子がユリ。で、あたしがかなえ。覚えてくれてもいいし、今日のことがトラウマになりそうだったら、きっつい薬でも打って忘れさせてあげるけど」

「いや、あの、いらないです」

「うん。で、ケーイチはあたしたちの獲物じゃないから、当然、無事に帰してあげる。でも、今日のことは誰にも話しちゃだめ」

「はい」

「それに誤解されるのもなんだし、ちょっとだけSSのこと説明してあげる。ふふ、親切でしょ?」

「はあ…」



「知ってると思うけど、SSは超法規的存在なの。だから、別に犯罪者じゃなくても機密保持で市民を処理する権限がある…」

「そんなに怯えないで。まあ、無理もないけど…でも、だれかれ構わず殺しまくってるわけじゃないの」

「今後しばらく監視がつくだろうし、その手間も考えると今ここで死んでもらった方が都合はいいけど…ふふっ、うそうそ、そんなことはしないよ」

「かなえさん…」

「あらら。この子は不満そう。ユリ、忘れてるかも知れないけど、あたしたちは正義の味方みたいなもんなんだから。ふふふっ」

「あ。…ごめんなさい」

「あたしじゃなくて、ケーイチに」

「…はい。怖い思いをさせてごめんなさい」

「…あ、はい、あの、大丈夫です」

「まあ、いつも殲滅して終わりだし、あんまり気にしないけどね。現場は大体犯罪者しかいないから」

「今回は異例中の異例みたいなものですから」ソフィア

「うん。…で、早い話が、あたしたちの相手は犯罪者。仕事はその場で皆殺しにすること。でも、ケーイチは違う。だから、殺されない。わかりやすいでしょ?」

「…はい」



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2013年8月12日 | 告白体験談カテゴリー:M男・痴女の告白体験談

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